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更新日:2024.03.07食トレンド 連載

多様な味わい方が広がる、東京の「ピザ」厳選5軒|ヒトサラ編集部がオススメするお店

伝統的なイタリア料理でありながら、アレンジの幅や種類の豊富さで人々を魅了し続ける「ピザ」。世界的なピザ職人の大会で日本人が入賞するなど、国内にいながら本格的でおいしいピザが食べられる機会が増えました。今回は、ヒトサラ編集部の5名が、みなさんの「こんなピザが食べたい!」という希望を叶える、さまざまなタイプのピザ店をご紹介します。

編集部オススメピザ

ヒトサラ編集部がオススメする
「ピザのお店」

1.イタリアン好き・嶋が推す【ピッツァバー on 38th】/三越前

ピザの祭典「50 Top Pizza Asia Pacific」No.1に2年連続で輝いたピザ

    店名

    手前から、定番人気の『ブファラ』。その他、「おまかせコース」からのある日のピッツァ

世界的ピザランキング「50 Top Pizza Asia Pacific」に、2023年・2024年の2年連続でNO.1に輝いた、マンダリン オリエンタル 東京の38階にある【ピッツァバー on 38th】。寿司のシャリから着想を得たというピザは、生地2種類を使い分けて日本の繊細な季節感を表現しているそう。一口食べただけで、生地の旨み、野菜のフレッシュさや香り、濃厚な味わいのすべてが一気に押し寄せ、「これがアジアNo.1のピザか!」と感動します。

  • 窯が目の前にある8席のみのカウンター

    窯が目の前にある8席のみのカウンター

  • 「50 Top Pizza Asia Pacific 2023」の盾も輝いています

    「50 Top Pizza Asia Pacific 2023」の盾も輝いています

ランチタイムは11:30~13:00、13:30~15:00、ディナータイムは17:30~19:30、20:00~22:00の各2部制で、ランチでは「前菜1種」「おまかせピッツァ6種」「デザート1種」の『おまかせコース』(12,100円/サービス料別)、ディナーでは「前菜1種」「おまかせピッツァ8種」「デザート1種」の『おまかせディナーコース』(17,600円/サービス料別)を楽しめます。※ピッツァは各1piece

なかなかの予約困難店ですが……、公式サイトをこまめにチェックし、根気強く粘ってみてください。穴場はランチ13:30~とディナー17:30~だそうです!

2.少量多皿を愛する・宿坊が推す【PIZZERIA ONDA】/宿坊

沖縄で10年間愛されたピザ店が東京に凱旋帰郷

    ピッツェリアオンダ

    いちばん人気だという『沖縄産アグー豚のモルタデッラハムとトリュフソース』3,190円

あの沖縄の人気店が東京に移転したと聞きつけたのは昨年のこと。東東京出身のシェフが帰郷し、10年間の歴史を門前仲町で再開しました。同店は「真のナポリピッツァ協会」の定めているテストに合格し504番目の認定を受けており、正真正銘の「ナポリピッツァ」をいただくことができます。基本の食材であるモッツァレラチーズ・小麦・トマトソース・塩などは全てイタリアの食材を使用。素敵なイエローの薪窯で焼き上げたピザはとても香り高く、生地の厚みに頼らずともふわふわで、もっちりとした食感はやはり本物です。

  • ピッツェリアオンダ

    『ミニトマトとストラチャテッラチーズのカプレーゼ』1,540円

  • ピッツェリアオンダ

    『シチリア風イワシのオーブン焼き』1,078円

「香りをお楽しみください」と提供されたピザ。今回の主役はモルタデッラという、通常欧州で出回るハムですが、ピザ生地はもちろんトリュフやチーズとのバランスも素晴らしく、一口目の感動がずっと続くのです。(ああ、全てのピザを食べてみたい)。また一品料理もトマトは甘く、イワシは旨い。どれも素材を活かして香りを際立てる手仕事が大変見事です。

3.学生時代はピザ屋でバイトリーダー・寺見が推す【トトト】/中野

行列ができるマグロ専門店が手掛けるスタイリッシュなピッツェリア

    店名

    旬の野菜に魚介やきのこがてんこ盛りの和風ピザ『高知ピーマン、しらす、からすみ&本わさび、きのこ、パンチェッタのハーフ&ハーフ』2,178円

予約ができない人気店として知られる【マグロマート】が2022年にOPENした新業態はピッツェリア。居酒屋が軒を連ねる中野のふれあいロード沿いに突如現れるスタイリッシュな外観が目印です。鳥取県産「大山こむぎ」を使用した風味豊かな生地、旬の野菜や魚介がてんこ盛りの創作ピザは全10種類。旬の食材をふんだんに使うため、季節の移り変わりを感じるこのお店でしか食べられないような、一期一会のピザに出合えます。

  • トトト

    『本マグロ希少部位3点盛り』1,298円は予約困難店【マグロマート】が手掛けるからこその逸品

  • トトト

    開放感あふれるオープンキッチンにあるピザ窯で焼く様子が目の前で見られるカウンターは特等席

予約困難で知られる人気のマグロ専門店が手掛けるだけあって、魚介のレベルがとにかく高い。ピザ以外にも『本マグロ希少部位3点盛り』や『白子の春巻き』『牡蠣とからすみのペペロンチーノ』など、まだまだ気になるメニューがあり過ぎるのでリピート訪問確定です。元気いっぱいの店員さん、開放的でオシャレな空間、野菜も魚介もお肉もどっさりのボリュームピザ、心を鷲づかみにされる要素満載の中野【トトト】へ是非行ってみてくださいね。

4.元テレビマン・中野が推す【pizza marumo】/恵比寿

訪日外国人も注目! 世界最高レベルのピザが味わえるいま話題の店

    店名

    乾燥椎茸のピューレとモッツァレラの組み合わせが新しい『日本のうまみ』。ランチはサラダとほうじ茶が付きます

2023年の国際的なアワード「The Best Pizza Chefs in the World Top 100」で、世界10位に輝いた本倉裕樹シェフが営む【pizza marumo】。訪日外国人がここのピザを食べるために恵比寿を訪れることも多いそうで、私が来店した日は7割ほどが外国人客でした。

こちらでオススメしたいピザは『日本のうまみ』。『日本のうまみ』は鰹節や昆布、醤油など和の食材をふんだんに活かした新感覚の「ナポリピッツァ」です。

  • 店名

    甘みと柔らかさが際立つ『和牛サーロインの生ハム』に合わせたのは『蔵』という日本ワイン。本倉シェフの名前にもある「くら」にご縁を感じたそうです

  • おしゃれな店内はオーダーメイドの薪窯があり、カウンター席からは目の前で焼きあがるピザが見えるのも醍醐味です

    おしゃれな店内はオーダーメイドの薪窯があり、カウンター席からは目の前で焼きあがるピザが見えるのも醍醐味です

ピザは定番のマルゲリータやマリナーラなどトマトベースのピザ以外に、クリームベース、マヨベース、ヴィーガンピザ、デザートピザと種類も豊富です。発酵の仕方にもこだわっているので、モチッとしているのに軽やかな生地がやみつきになります。昼も夜も予約やテイクアウトが出来るので、ぜひ薪窯で焼き上げる新感覚のピザをご堪能いただきたいです。

5.ペアリングの言葉に反応しがち・鈴が推す【とらっとりあ まる。】/四谷三丁目

ピザに、プロソムリエ厳選の日本酒を組み合わせて

    とらっとりあ まる。

    耳はモチモチ食感、中は薄く軽やかな生地に仕上げることで「食後感が重くならないように」「さまざまなピザを楽しめるように」と考えられている【とらっとりあ まる。】のピザ

四谷三丁目駅から徒歩5分。大通りから少し奥へ入って行くと、大きなガラス張りの扉から洒落た雰囲気の明かりが漏れるお店【とらっとりあ まる。】が現れます。こちらはピザに力を入れているイタリアンのお店……かと思いきや、大きく打ち出されているのが「イタリアンと日本酒のペアリング」。例えばお店の人気No.1ピザ『黒舞茸とトリュフのビスマルク』には、すっきりとした切れ味の純米吟醸『伯楽屋』を組み合わせて、という具合に、日本酒ならではの香りや旨みがイタリアンの新たな可能性を引き出してくれるとして、さまざまな提案をしてくださいます。

    とらっとりあ まる。

    ソムリエが全国から選んだ日本酒を、ワイングラスでいただくのが同店流。『お通し』のラタトゥイユや、特注の器に入った『クリームチーズお姫様』にも、やはりイタリアン×日本酒のオススメの組み合わせがありました

お酒と楽しむのにちょうどいい、いわゆる“おつまみピザ”は、お店のイチオシとして実は今も進化をし続けているのだそう。生地や焼き上げ方、季節に合わせた食材との組み合わせ、とその域は幅広く、ドリンクとの掛け合わせも相まって行く度に新たな出合いがありそうです。なお店内はテーブル席や家族連れにも嬉しい個室の他、一人でもフラッと立ち寄りやすいカウンター席も。日本酒に詳しくない方でも、自分の好みを伝えながら、相談してメニューを決めることができるカジュアルな雰囲気も魅力的なお店です。

この記事を作った人

ヒトサラ編集チーム

イタリアン好き・島
少量多皿を愛する・宿坊
学生時代はピザ屋でバイトリーダー・寺見
元テレビマン・中野
「ペアリング」の言葉に反応しがち!・鈴

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